1921年(大正10年)に初代・奥野徳太郎氏が、将棋指しであるとと同時に駒を作る彫師であった父・一香氏の名を取って「奥野一香商店」を創業。将棋盤や囲碁などを扱う問屋を営んだ。2代目の伸夫氏は、1952年に奥野商店を設立し、事業を拡大した。神保町内で何度か転居を繰り返し、1979年に現在の地に落ち着き、小売業も行うようになった。
店舗では、室内玩具を中心に、かるたや百人一首、トランプなど、広範囲に取り揃えており、1980年代の終わり頃からはメーカー業にも参入。オリジナルかるたをはじめとし、アナログゲームにこだわった企画で、着実にファンを広げている。
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